第一話〜第5話





第一話『戦え、肉球部隊!!』

1980年代の地球・・・宇宙規模での専横を繰り返すヒューマンネイチャーズに対抗する為に結成された、
ディリンガー司令官率いる肉球部隊は、今日も悪と壮絶な戦いを繰り広げていました。

永遠に続くと思われていた闘争も、ヒューマンネイチャーズの支配からの独立を目指す者達の、
絶望的な、しかし夢と希望と未来へつなげようとする戦いの末、
次第に優しい心の持ち主達を結びつけ、ヒューマンネイチャーズの権勢は斜陽の時を迎えつつありました。

ヒューマンネイチャーズは、大幹部クラスのヒューマンネイチャーズを次々と撃破していく肉球部隊に対して、
様々な攻撃を加えるものの、次々と返り討ちに遭い、重要拠点や権益を失う始末・・・・・・

肉球部隊の所属するボゴ村の一大派閥の、
ヒューマンネイチャーズに取り入って利権を貪っていた長老連合派は、
謀略と暴力で肉球部隊を抹殺しようとするも、突如謎のロボット軍団の急襲を受け、全滅してしまいます。

元々腐敗していたし、いつかは叩き潰す予定ではあったものの、
決して戦力的に無力とは言い難い長老連合派をいともたやすく撃破したロボ軍団の存在とは・・・・・・
肉球部隊の、更なる、そしていままでとは比べ物にならない想像を絶する敵なのでしょうか・・・?




第2話『ガリケモンの影』

肉球部隊の元に、デブケモの母子が、「ヒューマンネイチャーズから仲間を助けてください・・・・・・」と駆け込んできました。

副司令のボーマ君は、
「あのヒューマンネイチャーズから、非戦闘員の母子がやすやすと逃げられるものなのか?
これは、おそらく我々をおびき出す為の罠なのでは?」
と危惧するものの、
ディリンガー司令官は、仮にそうだとしても、この親子の目に宿る優しさは本物であるとし、
あえて、母子から教えられた地点に向かう事に・・・・・・




少し、時間を巻き戻して・・・
デブケモの母子は、巨大ヒューマンネイチャーズの狩りゲームのターゲットとして、残酷な追跡を受けていました。
そして、追い詰められた母子・・・・・・
母は子を逃がそうとし、子は母と一緒にいようとし・・・・・・
しかし、巨大ヒューマンネイチャーズ達は、その残虐な嗜好で母子をなぶり殺しにしようとしました。

その時、上空を移動していた謎の重装甲巨大ロボ(ママベイブ君)がそれを探知、
まずは、最初に母子に手を出そうとした、巨大ヒューマンネイチャーズの頭を、怪力で砕き潰しました。
ヒューマンネイチャーズをこれ程までに、たやすく倒しうるロボとは一体・・・?
更に、謎の巨大ロボ(ママベイブ君)は、周りにいた巨大ヒューマンネイチャーズを、
バスターランチャーで消し飛ばしました。

その光を察知し、現場に急行しだす巨大ヒューマンネイチャーズ達、
そしてそれを上空で見つめる謎のロボが数体・・・・・・

謎のロボA(アリザレイン君):「ママベイブが何だか、派手にやらかしているな・・・・・・
この状況で、知らぬ存ぜぬを決め込むのは、もう遅いって感じじゃないかな?
それに、あのバスターランターの光は意味深なものを感じるね。」

謎のロボB(シグマトラスト君)「僕が先に気付いたなら、もう少し控えめに解決したのだけど・・・
まあ、もう君もわかっているんだろ(笑)?
こうなったら、アレは、僕らの出番の合図だよ。」

謎のロボA(アリザレイン君):「じゃあ、俺はお先に行かせてもらうよ。
あの悪党共は皆殺しにしてやる!!」




少し時間を早送りして・・・・・・デブケモの母子の情報により、
ヒューマンネイチャーズのデブケモ奴隷工場を粉砕、仲間達を救いだした肉球部隊ですが・・・・・・

hate yourselfさん:「この規模の工場にしては、ヒューマンネイチャーズの軍事力が少なかったような・・・
単体の力は強力なのもいましたけど、通常なら、もっと凄まじいぐらいの人員がいるはずなのですが・・・」




少し時間を巻き戻して・・・・・・シグマトラスト君ビークルモードで、安全な所に送ってもらう事になった母子・・・・・・

シグマトラスト君:「僕達は故あって、『善行を為す』という事を知られる訳にはいかないから、
今回の僕らの事は黙っておいてほしいんだよ。
でも、もし、その事で生命に危険が及びそうなら、あっさり喋ってしまってね。
その時は、僕らの事を悪魔のように言ってほしい・・・・・・」

母子は、シグマトラスト君達に深く感謝するも、この謎の言動に首をかしげます・・・・・・




そして、時間を少し早送りして・・・・・・
母子とその仲間達を安全で快適な場所に引率し、ミッションを完遂した肉球部隊・・・・・・
ヒューマンネイチャーズすら恐れる、謎の強大な軍団の到来を予測しつつ・・・





第3話『最終破壊兵器:断砂の涙』

肉球部隊、そして謎のロボ軍団(ガリケモン軍団)を前に劣勢を強いられるヒューマンネイチャーズは、
かつて宇宙をヒューマンネイチャーズから守る為に数千万年戦ってきた伝説の英雄の亡骸から、
最強の破壊兵器『断砂』を開発し、地球再制圧の為に送りこみました。

『断砂』が、ボゴ村の最長老派の村落に到達する前に、撃破しなければ・・・
ディリンガー司令官は、この未曽有の危機を前に、遂に肉球武装の使用を決断します。

ボーマ副司令:「・・・・・・司令官、この肉球武装のパンツ、とってもオシリに食い込んで、恥ずかしいのですが・・・(汗)」

ベルマさん:「私はお姉さまの言いなりなので、全然大丈夫です♪
・・・轟魔のテンションが、とっても下がっているのが、心配だけど・・・(笑汗)」

ブロマ君:「・・・何だか、あの人(断砂君)、悲しそうな眼をしているような気がする・・・」

プコー君:「言うなよ、ブロマ。アイツを始末しなきゃ、ボゴ村の皆の目がそーなる。」




その頃、ガリケモン軍団は、全宇宙に緊急放送を開始しました。

「我々ガリケモン軍団は、ヒューマンネイチャーズの主要産業であるデブケモを根絶、壊滅させ、
ヒューマンネイチャーズに変わり、我々ガリケモン軍団が全宇宙の頂点に君臨する!!」

しかし、その放映を聞く、ガリケモンの面々の顔は、酷く暗いものでした。

シグマトラスト君:「僕らは、ヒューマンネイチャーズに特定種族を人質にされない為に、
あえて悪を騙り、戦わなければならない・・・・・・
そのおかげで、人質をとられるという最悪の事態は回避出来ているけど・・・
僕らは、全宇宙から憎まれる事になる・・・・・・」

ビッググレイド司令官:「我らの理想は、もうすぐ達成される・・・
その果てに待つのは、全宇宙の仲間達が結束して、
それに我々が倒される事になるのだとしても、吾輩は悔いは無い・・・・・・
だが、シグマトラスト、お前は今までよく頑張ってくれた・・・・・・
今なら、ガリケモンを抜ければ、あるいは地球の生命体と仲良くなれるかもしれんぞ・・・」

シグマトラスト君:「いえ・・・僕も、皆と運命を共にします・・・」




壮絶な戦いの末、断砂君はその機能を、ほぼ全停止しました。

轟魔君:「優しさと記憶を取り戻した断砂は、自ら生命を・・・・・・」

ディリンガー司令官:「彼を道具として弄んだヒューマンネイチャーズには、
しかるべき報いを与えましょう・・・・・・

断砂君、今は冷凍睡眠で眠っていてもらいましょう・・・
いつか、再生が叶う時代が来る時まで・・・・・・」




第4話:『コバルトラインズの正義、エアリーアレイドの宝物』

長老連合派が消滅し、ボゴ村は急速に本来あるべき、正義と友愛の村に再生されていきました。
ボゴ村と、世界の平和と助け合いを望む国々は次第に協力関係を築きつつありました。

しかし、ヒューマンネイチャーズの道具として生み出されたデブケモ駆逐兵器や、
ヒューマンネイチャーズの情報操作により、完全にウソ偽りの情報で
憎しみの矛先にされていた魔族達の問題をどうするのか・・・・・・
傷跡を治癒していく作業は山積みでした。




そんな時、デブケモの最高戦力とも言える肉球部隊に、
ガリケモン軍団が襲撃をしかけてきました。

コバルトラインズ君:「はじめまして、僕はコバルトラインズ・・・
君がボーマ副司令だね・・・・・・僕らガリケモンの力をその身で思い知ってもらいましょう・・・」

ボーマ副司令とコバルトラインズは壮絶な死闘を繰り広げるが、
魔族の子供がヒューマンネイチャーズに襲われかけている現場を目撃した
コバルトラインズ君は、最優先でヒューマンネイチャーズを爆撃、魔族の子供を助けました。

ボーマ副司令:「・・・・・・あのロボット・・・・・・俺の攻撃がまともに決まったのは、
プティ・メロマちゃん(魔族の子供です。)を・・・どうやら助けようとした、その時だけだったな・・・
今回は、その俺からのダメージが元で撤退していったが・・・・・・
あのロボ達は、俺達デブケモを根絶しようとしているのでは無いのか・・・・・・?」



別の場所では・・・・・・ヒューマンネイチャーズの急襲に、
やむを得ず一人で交戦し、撃退したものの、消耗が激しく眠りについてしまったベルマさんを、
優しく内部格納スペースの有機生命体用救急ベッドに寝かしている、200mを超える超巨大ロボットが、
闇夜を超高速で飛行していました。

エアリーアレイド君:「・・・本当は、僕達は、君達みたいな優しい子と仲良くなりたかったけど・・・
大義の為に、我々は憎悪の象徴でなければならないんだよ・・・・・・
でも、今回だけは・・・・・・君が眠っている間だけは、
僕は君の友達だよ・・・・・・」




数時間後、ベルマさんは、エアリーアレイドの内部から、影渡りの能力を使って、ベノミーアさんが救出しますが・・・

ブロマ君:「あのロボットさん達・・・・・・デブケモの根絶って言ってるけど・・・・・・
色々おかしいよね・・・・・・?」

ベノミーアさん:「・・・・・・そうだな・・・・・・
ブロマの感性は、よく真実に近づく、非常に大事な道しるべな時が多いしな・・・
俺も、ベルマの生命の恩人とは、戦いたかねえよ・・・・・・」




第5話『ガリケモ化計画(実は嘘)を阻止・・・・・しない(笑)』

ガリケモン軍団は、自身を悪の象徴とするべく、
デブケモのガリケモ化計画を推進していくフリ(笑)を開始しました。

世界各国に展開されていくダイエットキャンペーンにより、疲弊していた世界経済は復調の兆しを見せ始めます。

しかし、肝心の肉球部隊は、
「別にダイエット・・・・・・したら良いもんね・・・健康とか美容とか、ね(笑)。
私達は、この体型がデフォルトだし〜。」

全体的にノホホンとした展開が続く中、ブロマ君とシグマトラスト君が、何となく仲良くなりつつあるようで・・・

『エピソードガイドメニュー』に戻ります。